PCCS配色カード【色見本いろいろ2】

2006.12.23

この仕事をしていて良く聞かれる質問のひとつに「色彩検定」に関するものがあります。

現在、国内で開催されている色に関する検定は3種類あります。
A・F・Tが実施している『文部科学省後援 ファッションコーディネート色彩能力検定』(通称は色彩検定)と東京商工会議所が実施している『カラーコーディネーター検定試験』は良く知られていますが、もう一つは専門学校などで実施されている『色彩士検定』というものです。

「色彩の検定って役立つんですか?」
「どんなこと、勉強するんですか?」

色彩学は、今現在の皆さんのお仕事や学校での勉強に付け足す【プラスアルファの知識】として持っているとよいものではないかと思います。そのきっかけとして「色彩検定」の勉強から入るというのも、一つの方法かもしれません。

【色はなぜ見えるのか】ということから始まって、【色彩心理】【色の名前】【配色】などなど、短期間で集中して色彩学の基礎を網羅できるのが、試験勉強をするメリットではないでしょうか。


PCCS配色カード【色見本いろいろ2】

A・F・Tの色彩検定は3級・2級・1級に分かれていますが、公式テキストに『新配色カード199』を貼りながら勉強するように構成されています。意外と知られていないようですが、このカードにはa、b、cの3種類があり、大きさの違いで記号が違います。

   a 3センチ×12センチ
   b 6センチ×17.5センチ
   c 17.5センチ×12センチ

以前、インテリアコーディネーターや建築士を養成する学校で担当講師をしていた時、配色カードを厚紙に貼り「手作りの色見本」を作る実習がカリキュラムに組み込まれていました。たいへん時間のかかる作業でしたが、色を目で覚えられることと、試験合格後も手元に残しておき活用できるというおもしろい実習でした。

写真はその実習のためにサンプルとして手作りしたものです。

【2006年5月 記】

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