≪対談:住×色彩2≫素材感や空間の光をリアルに再現し、その中を歩き回れる3Dソフト!

2006.12.23

≪対談:住×色彩2≫
素材感や空間の光をリアルに再現し、その中を歩き回れる3Dソフト!


桜「今回の上海行きは、とても強行スケジュールでしたね!どのようなお仕事で行かれたのですか?」

安「まずは『第12回中国国際家具見本市』に行き、噂に聞いていたそのスケール感を体で感じてくること。
もう一つが、今僕は『IPWorksUSA公認3Dshowインストラクター』という仕事もしているんだけど、その3DShowのソフトを開発したYuan Fang社のブースを訪ねることだったんだ。」

桜「3DShowって、インテリアのプランをお客様に見せるための「パース」をコンピューターグラフィックスで描くソフトのことですね。「Show」ということは、それが動かせるんですか?」

安「最新の提案では、3Dで描いた室内空間を自由に歩くことができたり、家具や仕上げをワンタッチで変更できるんだ。変更は画面右側に並んでいるタッチパネルに触れるだけ。
こちらで作った提案に対して、ゲーム感覚でリアリティのある疑似体験をしてもらえる。素人の人でも簡単に使えていいよ、これは。」

桜「例えばインテリアをリフォームするのって、とても大きな買い物だと思うんです。納得いく説明が欲しい。
今まではインテリアコーディネーターから提案されたプランって、実際に出来上がるとどうなるのか「想像力を働かせるしかなかった」と思うんです。説明されて、分かったような分からないような…(笑)。まあ、相手はプロなんだから大丈夫だろうと。
それが、こんなふうにリアルな絵で示されると、納得しやすいですね。まるで写真みたい。」

安「このソフトを使うと、窓の外の景色や、時間帯による光の状態も自由に変更できる。
今この状態は夜景が見えているけれど(画像右を参照)、実際の空間では朝になれば景色が変わり、自然光が差し込むよね。それをリアルに再現できるから説得力があるんだ。」

桜「そんなすごいソフトを中国の会社で開発しているんですね…。私は、中国より日本のほうが技術が進んでいるというイメージをもっていました。正直言ってちょっと驚きです。」

安「リニアモーターカーも走っているしね(笑)。見本市のスケールの桁違いの大きさ、盛況ぶり、急速に発展しているインテリア業界を垣間見た感じだったよ。日本も侮っていると、追い越されてしまうかもしれないよね。
僕はここの公認インストラクターになるために、2月に上海で研修を受けたんだけど、Yuan Fang社スタッフとの再会も嬉しかったし、このソフトに対する自分の意気込みも、先方に伝わったんじゃないかな。」

●画像左: Yuan Fang社(ヤンファン社)のブース
とにかく広かった見本市会場。合計の会場面積は、220,000?(東京国際家具見本市IFFTは約25,000?)、出展企業は1,500社(IFFT約550社)、来場者は80,000人の見込み(IFFTは26,000人)。開場前に大勢並んでいるなんて、東京ではないことだ。[安松先生談]
赤と金の配色でお客様をお迎えする。とても中国らしいですね!![感想:桜井]

●画像中央:記念写真
左はIPWork Japanの清水社長、中央がソフト開発元Yuan Fang社(国際部)通訳のフーさん、右はいつもエネルギッシュな安松先生。
本当に上海に行っていらした証拠写真(?)でもあります。[解説:桜井]

●画像右:素材感や空間の光をリアルに再現し、その中を歩き回れる3Dソフト!

※詳細に関してご興味のある方は、下記URLをご覧ください。
【IPWorksのサイト】中国語ではなく日本語のURLです。

http://www.ipworks.jp/index.html

【2006年9〜10月 記】

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