【今月のお菓子・2月(後編)】チョコレートの色比べ

2008.02.09

【今月のお菓子・2月(後編)】チョコレートの色比べ

チョコレートとは少しずれたところから話が始まりますが「小さな子どもに色を教える絵本」は世界中にあります。
それらを眺めていて気付くのが、日本製のものは赤を教えるのに「リンゴ」「消防車」などが登場し、外国製のものは翻訳本を含めて「動物」がたくさん登場するということ。例えば、アメリカで出版された『COLOR SURPRISIS!』で、赤はヒトデ、青はオウムです。(こちらは『びっくりいろあそび』というタイトルで日本でも市販されています)

文化の違いは、こんなふうに、身近なところに如実に現れるんですね。

ちなみに…イギリス製の『My First Look at Colours』の中で「リンゴ」は赤と緑の両方のページにそれぞれ紹介されています。イギリスでは青リンゴのほうがポピュラーだからです。

さて、今年のバレンタイン商戦、私もついにおサイフごと飛び込んで参りました(笑)
この時期にしか手に入らない外国のチョコレートなども多数販売されていて、どこの売り場に行ってもワクワク・ドキドキ♪

そこで目についたのは、外国製ならではの動物モチーフのチョコレート!
「色の世界」だけでなく「チョコレートの世界」にも文化の違いが現れるのでしょうか?

画像中央はイタリアのtutto bene(ツットベーネ) というメーカーのもの。ここのチョコレートはすべてブタをモチーフにしています。欧米ではブタは幸福のシンボルなんですって。

いろいろなブタさんチョコレートの中から選んだのは、産地の異なるカカオをさまざまな割合で配合し、一匹ずつ異なるテイストが楽しめるというもの。全部で12匹のブタさんがセットになっています。前編でもカカオの配合割合の事を書きましたが、これは明らかに自分用ですね(笑)

画像右もCaffarel(カファレル)というイタリアのチョコレートです。こちらはバレンタインデーの時期でなくても国内で購入できるものです。テントウムシは幸運や成功をもたらし、ハチは勤勉と幸せのシンボルとされているのだそうですよ。
カファレルチョコレート公式HP

色彩コンテンツ

色彩コラム

カテゴリー

アーカイブ