きれいな色の「乗換え案内」
2008.11.30
きれいな色の「乗換え案内」
ここ数ヶ月の間、仕事の関係で休日の早朝に渋谷から「東京メトロ副都心線」に乗ることが度々ありました。
この駅は今年(2008年) 6月にできたばかりの、まだ新しい駅。世界的に活躍されている建築家・安藤忠雄氏が設計に携わったということで、早くから話題になっていました。
この駅の設計のコンセプトは「地宙船」。地中の中の宇宙船、という意味なのだそうです。そのコンセプト通り、改札を通ってホームに降りて行くエスカレーターは、巨大な卵型のシェルターの中に潜っていくように作られています。宇宙船のイメージ通り、駅全体の色あいは濃淡のグレーで統一されています【画像:左】。
さて、今日ご紹介させて頂きたいのは、その駅構内の「乗り換え案内」の色合いの美しさです。
普段は人でいっぱいなので、大して気にも留めずに利用していたのですが…
休日の早朝、まだほとんど人のいない駅でひときわ輝いていたのが、壁面を床から天井まで活用した「乗り換え案内」のサインです【画像:中央】。緑はJR線、ピンクは京王井の頭線、濃い黄色は地下鉄銀座線、赤は東急東横線…【画像右:手前から奥の順で】
壁面の裏側に蛍光灯が設置されていて明るく発光していることと、方向を示す矢印が大きいので、歩く方向をうまく誘導してくれています。
これも、駅全体がグレーの濃淡(モノトーン)だからこそ、の色彩効果なのでしょう。