赤の本1 『イロハソニー』〜ブラビア イロ ノ ヒミツ
2010.09.28
赤の本1 『イロハソニー』〜ブラビア イロ ノ ヒミツ
(監修 麻倉怜士/日経PB出版センター/2006年12月初版発行)
ここ一週間で、猛暑から本格的な秋へと季節が大きく変化しましたね。
秋といえば…「食欲の秋」「スポーツの秋」そして「読書の秋」
こちらのコラムでも「食欲の秋」と行きたいところですが、
今回は、今までに出会った本の中で「赤」にちなんだものを
シリーズでご紹介させて頂きたいと思います。
今朝のテレビニュースで
「韓国のメーカーが日本のテレビ市場に本格的に参入する」という話題が報じられていましたが、今日ご紹介する本に影響を受けたためか、
うちのテレビはソニーのブラビアです(笑)
ブラビア(BRAVIA)というネーミングは、
感嘆・賛美を表すイタリア語「ブラボー(BRAVO!)」から生まれたもので、
ソニーが2006年5月に15〜69歳の男女300人に対して「感動の色は何色ですか?」という調査を実施したところ、回答者の実に3割が「赤」と答えたという結果から、
ブランドカラーが赤に決まったのだそうです。
ブラビアの赤は「ブラビアレッド」と名付けられ、
国内では当初「PANTONE187C」で指定・統一されました(画像左)
気になるこちらの本の中身ですが、
「感動には色がある」というコンセプトどおり全ページフルカラーで、
脳科学者・茂木健一郎氏の「ネット社会を生きる現代人にとって、色は脳の栄養なんです」という話や、放送作家・小山薫堂氏による「赤の物語」、時代の流れと戦隊ヒーローの色の移り変わりなどなど、身近で親しみやすい話題満載で、気軽な読み物として楽しめます。
最後の章では、ブラビアの商品開発プロジェクトやブランディング戦略について当時を振り返るかたちで紹介され、発売当初のテレビCMも一堂に掲載されています。
2006年に発行された本ですから、少し古くなってしまった話題もありますが、
電車の中など、細切れの時間を活用して読んで頂きたい、楽しい色の本です。