明治神宮鎮座90年記念のライトアップと青森ねぷた
2010.11.04
明治神宮鎮座90年記念行事の一環として、
参道と本殿がライトアップされ、夜間参拝ができるというので行ってきました。
(2010年10月30日〜11月1日)
普段は夕方になると門が閉まり 決して中に入ることはできません。
「夜の明治神宮って どんな雰囲気なんだろう」という興味とともに、
著名な照明デザイナーである面出 薫氏が監修したライトアップを
直接見てみたいという思いもありました。
鳥居や本殿のライトアップは想像していたよりもずっと控えめで、
しかしながら、光と影の陰影で造形の美しさを引き立てていました(画像:左)。
画像中央は本殿に続く参道の、何百本という ろうそくの灯りです。
とても渋谷のど真ん中とは思えないほど幻想的な光景でした。
同時開催で東北新幹線「東京-新青森」開通記念イベントとして
青森のねぷたの山車が展示されていたのですが、
こちらは高さ23メートルもある立派なもの!
日本の「ハレ」の色彩そのものである極彩色が力強く、
控えめで幻想的な参道や本殿の灯りとは対照的でした(画像:右)。
私たち日本人は木材や石材など素材そのものの色を大切にする感性と、
あでやかな極彩色で「ハレ」を演出する文化の両方を合わせもっていますが、
今回のイベントはその両者の対比を同時体験できた、すばらしいものでした。