カラフルに美を磨こう!〜その1・入浴剤のお話

2011.02.02

寒さを乗り切るための、
この時期のひそかなお楽しみが入浴剤。

言わずと知れた「炭酸ガスであったまる」シリーズを良く使っています!

以前スクールで「色彩心理」のクラスを担当していた時のこと。
そのクラスでは自由研究という課題がありまして、
自分の好きなこと・興味のあることを色彩心理の側面から調べ、発表するというものでした。

ある時ひとりの生徒さんが
「色と香りのつながり」というテーマで研究発表をされました。
しかも、題材として取り上げたのが花王の『バブ』。

以下、その際に生徒さんが広報ご担当者から伺った話のポイントをご紹介します。

【香りが決まるまで】
●企画部で決められた商品コンセプトをもとにして、そのイメージに合う香りを開発部で作り上げているパターン。
●コンセプトなどなく、何度も試験を繰り返し、いいものができたら採用するパターン。
●ホームページや消費者窓口に寄せられるお客様の声の中から、人気の高い香りを作るパターン。
●香りが決定するまでの期間…1年〜数年

【湯色が決まるまで】
●商品のイメージ、香りに合う色を研究所で試行錯誤しながら作り上げていくパターン。
●色素を配合したことにより生じた、自然の色をそのまま採用するパターン。
●湯色が決定するまでの期間…1年〜数年

【湯色はどのような成分で着色されているのか】
●食品添加物を使用している。食品添加物を入れないと、ただの炭酸ガスになってしまう。
●食品添加物をいろいろな組み合わせで配合し、いい色ができたものをもとにして、あとから香りやパッケージが考えられる場合もある。

【その他】
●それぞれの部門で研究を重ね「より良いもの」を作り出すようにしており、香りと色のどちらを先に開発するかという順序は決められていない。
●開発年数に制限は設けていないので、ひとつの新商品を作るのに10年近くかかる場合もある。
●入浴剤のよく売れる冬に向けてより多くの新商品を発売するようにし、他社と商品戦略が重ならないような工夫もしている。


う〜ん。なるほど。

あの色は食用色素だったのですね。
この話を知って、私は一層『バブ』の新商品に注目するようになってしまいました。

今日は何色のお湯であったまろうかな(^_^)




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