林真理子さんはオレンジ、山田詠美さんはパープル…

2011.04.02

普段良く行く本屋さんには、ところどころに特設コーナーがあり、
かなり短いサイクルで「○○フェア」とか「○○特集」の打ち出しをしています。

少し前「えっ?文学本なのに、すごくインパクトのある装丁!」と驚いたのが、
文芸春秋・はじめての文学〈全12巻〉。

このシリーズのコンセプトは
「文学に親しみのない若い世代の人たちを、文学の世界にいざなう」というもの。
普段 小説を読まない人でも、名前くらいは知っているであろうという、
現代日本を代表する作家が勢揃いです。

しばしこのコーナーの前で立ち止まり、
村上春樹さんはやっぱり緑系なんだ…でも『ノルウェイの森』のイメージが強いから、
もっと深い緑だと思った…とか、
林真理子さんは元気が出そうなオレンジ、なるほど…
山田詠美さんがパープルというのは納得!!
桐野夏生さんは薄いブルーなんだ。もう少しグレイッシュで大人びた色もいいかも…などと、
誰にも頼まれないのに、ひとり頭の中でおせっかいなことを考えてしまいました(笑)

すっきりした斬新なデザインと色のインパクト。

単なるカラーバリエーションでなく、
色のイメージと作家(またはその作品)のイメージが
調和しているところが面白いですよね。


文芸春秋・はじめての文学〈全12巻〉

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