焦茶
【こげちゃ】その名のとおり、ものが焼け焦げたような黒みの強い茶色です。江戸時代の流行色である「四十八茶」の中で最も濃い茶色といわれています。この頃、江戸や上方を中心に豊かな商人が次々と誕生し、華麗な町人文化が生まれました。これに対して幕府はぜいたくを禁止する奢侈(しゃし)禁止令を定めたため、庶民の着物の色は藍染めの青色、茶色、鼠色などの地味な色に限られていました。そこでこのような濃い茶色と薄い茶色などを上手に組み合わせて着こなすのが粋でお洒落だとして流行したそうです。
R74 G36 B0
C0 M50 Y100 K85
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