カードデザイン:グリーティングカード・秋
株式会社サンタスと協賛で、各種カードのカラーデザインを行っております。
【お取り扱い場所】にて購入可能です。
グリーティングカード
タテ 147mm・ヨコ 105mm
各1枚 294円(税込み)
紙質にこだわってつくりました。
マットな印刷で、とても深みのある美しい色が再現されており
高級感があるカードです。
1.蘇芳色(すおういろ)
蘇芳は熱帯地方原産のマメ科の樹木です。
その芯材に含まれる赤の色素で染めた、やや紫みのある暗い赤を蘇芳色とよびます。蘇芳は奈良時代に中国から伝わって来たもので、布や糸の染色だけでなく和紙や木工品の色付けにも使われました。
【家紋】尻合わせ三つ楓
2.撫子色(なでしこいろ)
撫子は秋の七草の一つで、紫みのあるピンク色の可憐な花を咲かせます。
日本女性の美称として大和撫子(やまとなでしこ)という言葉があるように、日本の代表的な花の一つでもあります。
【家紋】撫子/陰撫子
3.柿色(かきいろ)
美味しそうに熟した柿の実の色で、赤みを帯びた橙色をさします。
平安時代から使われている古い色名です。後世(江戸時代)になると、柿の渋で染めた茶色である「柿渋色」のことを柿色とよぶようになりました。
【家紋】柿の花
4.柑子色(こうじいろ)
古くから日本で栽培されていた柑子蜜柑の実の色で、現在なじみのある温州蜜柑の「蜜柑色」より黄みの強い橙色のことをさします。平安時代の女房装束「かさねの色目」では、秋の終わりに着用する色とされていました。
【家紋】月輪に陰豆夕顔
5.落栗色(おちぐりいろ)
良く熟した栗の実の皮色で、赤みの強い茶褐色です。栗は焼き栗や栗きんとん等として食されるだけでなく、「猿蟹合戦」などの民話や、ことわざ、童謡にも登場し、古くから日本人に親しまれています。
【家紋】抱き栗
6.黄蘗色(きはだいろ)
ミカン科の樹木である「黄蘗」は樹皮の内側が黄色いため、「黄肌」という意味でこの名がついたといわれています。古くから薬や染料として用いられてきました。防虫効果に優れているため、奈良時代から紙の染色に用いられ、多くの大切な経典が黄蘗で染められた紙に書かれました。
【家紋】陰陽二つ銀杏
7.抹茶色(まっちゃいろ)
近世、茶道が普及してから使われるようになった色です。その名の通り、抹茶のような柔らかな黄緑色です。日本の伝統色において、食物に由来する色名は非常に少なく珍しいものです。
【家紋】枝茶の実
8.浅葱色(あさぎいろ)
藍染めの浅い色のことを浅葱色とよびます。藍染めは何度も繰り返し染めることで次第に濃い青へと変化しますが、染めの浅い段階ではやや緑みを帯びた青であり、濃く染まるほど紫みを帯びた青へと変化します。
【家紋】子持ち亀の丸
9.紫苑色(しおんいろ)
紫苑はキク科の多年草で、秋に上品で美しい薄紫色の花を咲かせます。平安の貴族社会において、紫は「至上の色」として特に大切にされましたが、この紫苑色も当時を代表する紫の一つで『源氏物語』『枕草子』にも登場します。
【家紋】束ね萩
10.葡萄色(えびいろ)
「葡萄」は「ブドウ」と読むのが一般的ですが、古い時代には「エビ」と言いました。この色はエビカズラとよばれる山葡萄の熟した実の色です。平安王朝の人々に親しまれた暗い紫みの赤をさします。
【家紋】一房葡萄