≪対談:住×色彩1≫デンマークのインテリアとアフリカの外壁
2006.12.23
≪対談:住×色彩1≫デンマークのインテリアとアフリカの外壁
SNSコトパラ『色の世界へようこそ』で、かねてから実現したかった夢がひとつ叶いました(*^-^*)
各界の専門家をお招きしての対談です。今回は住の専門家、安松一雄氏をお招きして「住×色彩」という切り口でのコラムをお届けします!
安松先生には、昨年インテリアコーディネーターの資格取得にチャレンジした際、対策講座で大変お世話になりました。まったくの初学者だった私が、たった数ヶ月で一次・二次と合格できたのは「奇跡だ!!」と人は言いますが…奇跡というよりは先生のご指導の賜ではないかと…では、早速はじめましょう!
桜「先生はご経歴を拝見する限り、かなり早い時期から住環境に関する強いご興味をおもちで、高校生ぐらいの時から進むべき方向が明確だったのでしょうか?うらやましいな。」
安「と〜〜んでもない(笑) 僕の場合、消去法で残ったのが建築だから。大学3年ぐらいまでは、本当の意味で建築がおもしろいと思ったことがなかった。」
桜「えっ。消去法ですかぁ!!!」
安「目を悪くしなければ、たぶんパイロットになってた。次が音楽関係だな。…大学院の1年めが終わった時、親父に言われて、これもイヤイヤだったけど(笑)アメリカに1ヵ月間行ったんだ。ニューヨークから入ってロサンジェルスまで、アメリカ中の建築を見て回った。今はなくなっちゃったけど、ワールドトレードセンターのすぐ下に立って上を見上げた時の「ものすごさ」は今でもくっきり鮮明に覚えている。
その後、青年海外協力隊としてアフリカのマラウィ共和国で教育省の学校設計プロジェクトに携わったんだけど、その時の同僚が自分よりはるかに年上の40代〜50代のデンマーク人だったりして、彼の家に招かれるようになってからかなぁ。初めてインテリアに興味をもったのは。」
桜「あ、思い出しました。先生に見せて頂いたデンマークの設計事務所の写真。色づかいが北欧らしいですね。あと、アフリカの住宅の外壁!びっくりするような鮮やかな色も、アフリカだからこそ。先生の視点がいつもワールドワイドなのは、世界中の人と交流があるからなんですね。」
安「実は来週、一泊で上海に行くんだ。仕事なんだけど。」
桜「えっ!一泊?(上海って中国大陸の上海ですよね)。先生がお忙しいとは伺っていましたが…では、次回のコラムは上海をテーマにお願いします。」
※この対談、全6回でのお届けを予定しています。いきなりスリリングな内容になってしまいましたが、あらためて先生のご経歴を紹介します。
≪安松一雄氏 略歴≫
日本大学大学院 工学研究科 修士課程(建築学)卒業
一級建築士/インテリアプランナー/インテリアコーディネーター
MiniCAD VectorWorks操作技能保持者
CALS/ECインストラクター
IPWorksUSA公認 正規3DShowインストラクター
●画像(左)⇒安松先生です。至るところにファン多し。若い女性だけでなく、男性ファンやおばさんファンも多いとか(私もその一人)。
●画像(中央)⇒「私のお気に入りのインテリアです。北欧の色はとても綺麗で、同じ色が日本には、ありそうでなかなかないのですよ(安松先生談)」
●画像(右)⇒「アフリカモザンビークの住宅の外壁です。アフリカといってもいろいろな国があるのですが、アジアや欧米とは違った独特の配色です。私が働いていたマラウィの土壁の住宅は色がそのままの土色なんです(安松先生談)」
【2006年9〜10月 記】