≪涼やかな色・夏の色1≫躑躅色(つつじいろ)
2011.06.11
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株式会社サンタスと東京カラーズのコラボレーションで誕生した「日本伝統色×家紋」のグリーティングカード、ポストカードシリーズです。株式会社サンタスの創業時にありがたいお話を頂き、各季節ごとに10色のテーマカラー(日本伝統色)を設定し、家紋のデザインと組み合わせたデザインを企画制作させて頂きました。
今までに≪おめでたい色・冬の色≫全10色と、≪実りの色・秋の色≫全10色についてコラムを書かせて頂きましたが、今回は≪涼やかな色・夏の色≫全10色を順次ご紹介して参ります。なお、シリーズのバックナンバーにつきましては、画面右側のカテゴリより[日本の伝統色]をクリックして頂きますと時系列で遡ってご覧いただけます。
≪涼やかな色・夏の色1≫躑躅色(つつじいろ)
◆ツツジの花びらのように鮮やかな、紫みの赤のことです。
ツツジは昔から日本の山に自生していたため、万葉のころから親しまれ、
若さと美しさの象徴として歌に詠まれました。
◆時代が下り『枕草子』の中で清少納言は、
束帯(公家の正装)のときの、袍(ほう)と半臂(はんぴ)の間に着る
下襲(したがさね)という衣服について、
冬に最適な色として躑躅色や桜、夏には二藍と白をあげています。
冬には暖色、夏には寒色を着て体感温度を調節する「くらしの知恵」は、
平安の時代にも取り入れられていたのでしょうか。
◆ツツジの花が咲くのは4月の終わりから5月、6月にかけて。
春の終わりと夏の始まりを告げる花でもあります。
◆こちらのカードデザインは、家紋「池田対い蝶」がモチーフとなっています。
いかにもツツジの花を連想させるような華やぎのある文様なので、
躑躅色とコラボレーションさせ、デザインしました。
ポストカードは1枚158円、グリーティングカードは1枚294円です。
良質の紙を使用し、印刷はしっとりしたマットな質感に仕上がっています。
とても美しいものだと自画自賛しておりますが…
実はほとんど売れておりません。
もし、ご興味のある方がいらっしゃいましたら、
発売元のサンタスが運営する楽天ショップ から商品をご覧いただければありがたいです。
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