インドの神様が飛び出す、祭壇のような絵本^^
2011.06.18
『HINDU ALTARS〜A Pop-Up-Gallery』
【画像:左】
表紙は、ご存じ象の神様ガネーシャ。
シヴァ神の息子で、物事の始めの神、障害を取り除く神様です。
【画像:中央】
観音開きの表紙は、かなり分厚い紙でしっかりと作られており、
中のページはそれぞれ手前に開いていきます。
最初のページはラクシュミー(吉祥天)
蓮(ハス)の花の上に居る美しい女神さまで、
幸運と富の神様として知られています。
手前に開いたページの上部には、
左右に黒いゴムが付いていて、ページを固定できます。
本のタイトルどおり、これでヒンドゥーの祭壇できあがり。
【画像:右】
ラクシュミーもいいのですが、
私はむしろこちらの女神さまが好きです。
ドゥルガーという名の神様で、ライオンにまたがって
無知と悪魔を滅ぼすのだそうです。カッコイイ。
「絵本というからには、どこかに文字が書いてあるんでしょ。」
というお声が聞こえてきそうですので・・・
ハイ。
それぞれの神様の説明文は、
ポップアップした時に床になる部分にちゃーんと書かれています。
日本語で読んでも難しいヒンドゥーの神々の物語は、
私の英語力ではちゃんと理解できませんでした。。。
(今回のそれぞれの神様の説明は、
『インドの神々』創元社を参考にさせて頂いております。)
インドでは今なお、
人々の生活や街の中に神様が溶け込むように存在しています。
ある年の暮れ、
南インドのバンガロールにある大きな本屋さんで何冊かの本を購入した時、
おまけとしてA5サイズのカレンダーをもらったのですが…
なんと、紙面の上半分に大きな神様の絵が描かれていたのです!
ご存知のとおり、バンガロールは以前からIT産業が盛んで、
大学や政府の研究機関も多く存在するところ。
「へぇ〜。こんなビジネス街の本屋さんで、
神様カレンダーを配布するんだ」と意外に思いました。
本日ご紹介する絵本は、
インドではなくアメリカで出版されたものなので、
色彩も心なしか落ち着いた仕上がりになっています。
インドの神様は、ご当地インドでは
もっともっと極彩色でパンチが効いています^^
[→ご興味があれば以前に書いたこちらのコラムもぜひどうぞ!]
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いつもお読み頂きありがとうございます。
心より感謝申し上げます!
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