一流のデザインから学ぶ〜エルメスのスカーフ
2009.11.17
一流のデザインから学ぶ〜エルメスのスカーフ
急に本格的な寒さが到来しましたね。
冬はスカーフが重宝する季節。
コートの襟元にアレンジすると、おしゃれにも防寒にもなって一石二鳥です。
さて、前回のコラムの続きと行きましょう。
エルメスではスカーフのことをカレと呼びます。
カレとは「正方形」という意味で、90センチ角の上質なシルクの上に
それはそれは緻密なプリントで色柄が再現されています。
エルメスには何人ものカレ専属デザイナーが居て、
シーズンごとにそれぞれ個性的な新柄が登場します。
そして、店頭にはその新柄の一部を紹介したカタログがあるのです!
カタログは12センチ角くらいの手のひらサイズですが、実は私、
毎シーズンこのカタログにうっとりしている者のひとりです(画像1、左)
特に、同じ図案の色違いが掲載されているページが大好きで
「これが同じ柄とは思えないなぁ…」などと思いながら
ひそかに配色の勉強をさせて頂いています(画像2、中央)
(画像3、右)は「パープル系のドミナントカラーにオレンジのアクセント」を配した
作品ばかり特集されているページですが、
その面積の比率など絶妙です。
決して教科書どおりでないところが、またいいのです(^-^)
カラーコーディネートという変わった仕事をしている私にとって、
エルメスのカタログは宝物です。
一流のプロの方々の作品が繰り返し繰り返し見られるのですから!!