卵の殻、卵の黄身の色を測るカラーチャート
2009.12.09
カラーコーディネーター仲間から、おもしろい情報をもらいました。
たまごを専門に取り扱っているネットショップのHPに、
「卵のカラーチャート」というコーナーがあるらしいのです。
勉強のためにと早速見に行きました。
そのHPでは、卵の黄身の色を色見本帳で計測していました。
卵の黄身の色は、鶏に与える餌の配合で変わってくるのだそうです。
カロチノイドが多く含まれるトウモロコシ中心の餌を与えると黄身の色が濃くなり、
お米を中心にした餌を与えると黄身の色が薄くなるのだとか。
う〜ん、なるほど。
おもしろくなってしまい、ついでに他のいろいろなHPも見てみたところ
「黄身の色を濃くする(赤みを増す)ために、餌にパプリカを配合しています」と明記している商品が数多くありました。
黄身の色の違いで、栄養価が変わることはないのだそうですが、
消費者が濃い色を好むので、餌にパプリカを配合するということのようです。
私は普段から、おもしろいカラーチャートを集めるのが大好きなのですが、
うちの事務所には「卵の殻のカラーチャート」があります。
スーパーでパック詰めして売られているものを測ってみたら、
意外なことに、かなりばらつきがありました!
12個のうち、いちばん濃い殻の色が10段階の10、
いちばん薄い殻の色が10段階の6です。【画像参照】
カラーチャートの穴に卵をフィットさせて測ると、とても良く分かります!!
…さて、これらのカラーチャート、一般の人が使うことはまずありません。
卵の生産者が、自ら出荷する卵についてある程度の基準値を設定しており、その基準値の中におさまっているかどうかを客観的に判断するために使われているのです。
世の中にはいろいろな色見本がありますね。
全農卵黄カラーチャート
卵のカラーチャート(葉酸たまご倶楽部HPより)