楽しい!かわいい!ハンコ型クリップ
2011.04.21
宅配便の荷物を受け取る時、
みなさんはハンコを押しますか?
サインで済ませていますか?
時と場合にもよるのでしょうが、
ご自宅の玄関先に印鑑を置いている方も多いのではないでしょうか?
また、私たちは契約書などの重要な書類には
必ず朱肉を使った印鑑を押すことを求められます。
あまりにも普段の生活にとけこんでいるため、
意識することのない日本の印章文化。
ルーツをたどれば、仏教伝来とともに中国から伝わり、
その後時を経て明治時代に
「公文書に実印を押印する制度」が確立されたのだそうです。
そんな文化があるからこそ
「へぇ〜おもしろい!」と感じる文房具^^
「ハンコ型クリップ〈漢字〉」です【画像:左】
この商品を考えた人、すごいなぁと思います。
鮮やかな朱色はたくさんの書類の中でひときわ目立ちますし、
「お取扱いにご注意ください」と書くよりも
「マル秘」のクリップを添付したほうがダイレクトに心に響きます。
もう一つ【画像:右】は顔文字の文化を反映した
「ハンコ型クリップ〈顔文字〉」
今でこそ気軽に顔文字を使っている私も、
10年程前、顔文字文化の出現に
とてもびっくりした経験があります。
色彩学を教えていたクラスでのこと。
課題のひとつに「味覚を色で表現する」というものがありました。
「甘い・酸っぱい・辛い・苦い」という4種類の味覚を色に置き換え、
それぞれを15センチ四方の平面作品として作ってもらうのですが…
10代後半の生徒さんのひとりが、
「酸っぱい」作品を黄色い背景に黒い顔文字(>_<)
で表現したものを作ってきたのです!!
果たしてこれを作品と呼んで良いのだろうか。
少なくとも「味覚を色に置き換えたもの」ではないが、
感情はダイレクトに伝わる…と
評価に悩んでしまったことを覚えています。
今では完全に文化のひとつですね^^