色と文様でガラリと変わる駅の雰囲気〜ゆりかもめ駅巡り【5】

2008.12.25

【画像左:国際展示場正門駅/中央:有明駅/右:有明テニスの森駅】
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色と文様でガラリと変わる駅の雰囲気〜ゆりかもめ駅巡り【5】
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まだまだ続きます、ゆりかもめ駅巡り。
色と文様でこんなにも駅の雰囲気が変わってしまうとは驚きです。

【国際展示場正門駅】は【桜(さくら)文様】、色は【桜桃色(おうとういろ)】
桜といえば染井吉野(そめいよしの)をイメージする人が多い現代ですが、「染井吉野」は江戸末期に品種改良されてできたもの。伝統文様としての桜は「江戸彼岸」を題材にしたものであろうと解説されていました。
駅のホームに花が咲いたようで、とても華やかです。

色について…この色は調べるのに大変時間がかかりました。色名を調べる時には手もとにある10冊以上の色名辞典を見比べつつ、色みの違い・由来・時代背景などを検証していくのですが、今回はどの辞典を調べてみても「桜桃色(おうとういろ)」としては掲載がありません。

仕方なくインターネットで「桜桃」と検索すると…【さくらんぼは桜桃の愛称です】とありました。ということは、桜桃色=さくらんぼ色ということですね。今度はさくらんぼ色で調べてみましたが、色名辞典の中には見つけられず。。。英語でチェリー(cherry)といえば、もっと赤みの強い深い色です。
う〜ん。やっぱり色名は奥深く難しいです。
あえて言うならば、桜桃色=チェリーピンク(cherry pink)ということになるでしょうか。
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【有明駅】は【獅子(しし)文様】、色は【柑子色(こうじいろ)】
この文様は獅子舞の胴布に見られる「獅子(しし)文様」だというのに、ドーナツに見えてしまいました。不謹慎だと怒られそうですが…きっとお腹が空いていたからだと思います(笑)
さらに見ていると、ミカンの房が並んでいるようにも見えたりして。これは、きっと色の影響ですね(笑)
いずれにしても、元気の出る明るい駅でした!

色について…柑子蜜柑(こうじみかん)の実の色に由来する色名です。以前、こちらのコラムでご紹介しましたので今回は割愛させて頂きます。柑子色のコラムはカテゴリ「日本の伝統色」より《実りの色?》をご覧ください。
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【有明テニスの森駅】は【干潟に千鳥(ひがたにちどり)文様】、色は【海松色(みるいろ)】
干潟を飛び交う水鳥(みずとり)と、干潟の潮溜りや砂を表現した文様です。

色について…海松(みる)とは、磯の岩に着生する藻(も)の一種。平安時代からある古い色名で、衣服の色としては「熟年がおめでたい席で着用する祝儀向けのもの」とされていました。

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