香色

【こういろ】丁字(ちょうじ)や伽羅(きゃら)などの香木を、煎じて染めた薄い茶色を香色といいます。とても芳ばしい香りがしたそうで、古く中国では、丁字を乾燥させた丁香を珍重していて、家臣たちは皇帝の前に出るときは必ずこれを口に含んで、口臭を消したそうです。日本では平安貴族に好まれた色で『源氏物語』や『枕草子』など当時の文学作品にもよく登場します。

R244 G219 B173
C3 M15 Y35 K3

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