黒橡
【くろつるばみ】クヌギの実(どんぐり)を煎じて鉄媒染した緑みの黒のこと。この色は古代の衣服令では身分の低い者の着物や喪服の色に用いられていました。ところが10世紀の「延喜式」では橡に茜を加えて染める方法に変化したこともあり、官位四位以上の袍(ほう)の色に昇格し、貴族の色となったそうです。
R61 G61 B65
C20 M12 Y7 K85
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【くろつるばみ】クヌギの実(どんぐり)を煎じて鉄媒染した緑みの黒のこと。この色は古代の衣服令では身分の低い者の着物や喪服の色に用いられていました。ところが10世紀の「延喜式」では橡に茜を加えて染める方法に変化したこともあり、官位四位以上の袍(ほう)の色に昇格し、貴族の色となったそうです。