【watermelon】「ウォーターメロンって何?」と思った方が少なからずいらっしゃると思います。パーソナルカラー(似合う色)診断に使う布(ドレープ)の中のひとつに、こんな色名のものがありますが、実はこれ「すいか色」のこと。英語と日本語ではずいぶんと響きが違うものです。
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グレープ
【grape】試験勉強をしている友達が以前「ワインは赤しか飲まないって決めているの。ポリフェノールがたくさん含まれているから、試験に受かりそうな気がする」と大真面目に言っていました。「それだったら、アルコールそのものを飲まないほうが受かるんじゃない?」と言ってはいけませんよね(笑)
こちらは赤ワインの原料にもなる、紫の葡萄色(ぶどういろ)です。ちなみに日本では、野生の山葡萄の色のことを葡萄色(えびいろ)と呼んでいました。

アップルグリーン
【apple green】日本でリンゴと言えば「赤」ですが、英語圏ではこの「アップルグリーン」という色名がポピュラーで、リンゴと言えば「緑」。つまり青リンゴということになります。
ちなみに・・・日本語では緑のリンゴのことを「青」リンゴと呼ぶように、青と緑は、長い歴史の中で同じ「色カテゴリー」として扱われてきました。
その昔、まだ幼かったわが子から「ねえ、お母さん。どうして緑の信号のことを青信号っていうの?」と聞かれ、このような難しい話をすべきか「そうねぇ・・・どうしてだろうねぇ〜」と同調するか、とてもとても困ったことがありました。結局、青野菜・青果市場などの例えを出して、詳しく説明してしまった私です。職業病?
アプリコット
【apricot】杏(あんず)の実のような色。その甘酸っぱい果実はジャムなどでおなじみですが、杏の種の中身のことを杏仁(あんにん)と呼ぶ事は、意外と知られていないようです。
そうです。本格的な杏仁豆腐は、ちゃ〜んと杏の種を割って取り出した「杏仁」をすりつぶし、そこに寒天や牛乳を加えて作られています。
ストロベリー
【strawberry】ストロベリーとはその名の通り、熟した苺(いちご)の色。苺色ともストロベリーレッドとも呼ばれます。実際の果実と比べると、わずかに紫みを帯びているのが特徴。
桃色
【ももいろ】ひなまつり(桃の節句)には桃の花を飾ります。日本語の桃色とは、まさしく桃の花の色をさす言葉ですが、英語でピーチ(Peach)といえば、桃の果肉のことをあらわす言葉です。色も全く異なり、淡いオレンジ系の色になります。
花色
【はないろ】こちらは露草(つゆくさ)の花のような深い青のことです。実際には藍で染められた色なのですが、花色と呼ばれていました。
露草の汁を和紙に吸わせたものは青花紙(または青紙)と呼ばれ、現在今でも友禅染めの下絵描きに使われています。露草の汁で描いた線は水洗いをするとすべて流れてしまうため、下絵を描くのに最適なのです。
若葉色
【わかばいろ】春先に芽吹いたばかりの若葉をあらわす色です。
もっと鮮やかな黄緑色になると、萌黄色(もえぎいろ)と呼ばれます。
ターコイズグリーン
【Turquoise Green】ターコイズブルーの説明をご参照ください。
ターコイズブルー
【Turquoise Blue】ターコイズ(トルコ石)にみられるような青のことをいいます。ターコイズは青と緑の中間のような色合いをもつ石ですから、ターコイズグリーンという色名もあります。
ただ単に「ターコイズ」とあらわす時は、通常こちらのターコイズブルーのことをいいます。