「イチョウの葉」「東大赤門」をマンセル値であらわすと…

2009.12.07

師走とはいえ、今年は暖かい日が多いですね。

週末に散歩したら、
色づいたイチョウがとてもきれいでした。

東京の紅葉は「もみじ」ではなく「イチョウ」がメインで、
いたる所にあるイチョウ並木が黄金色に色づいています。

ちなみに都のシンボルマークも、
イチョウの葉と東京都の頭文字「T」を合わせたかたちをしています。

色彩と関連する話題としては、
都が発行している『東京都 景観色彩ガイドライン』の冊子の中には、
マンセル表色系の説明に「イチョウの葉」が使われているんですよ。
【画像2(中央)参照】

●緑のイチョウの葉→10GY 5/6
●黄葉したイチョウの葉→5Y 7/8

自然のものですから、
もちろん葉によってかなりばらつきがありますが、
わかりやすく、おもしろい試みだと思います!

…話は変わりまして、
今年、ある企業様の通信教育の講座
『色彩検定2・3級』を制作するお仕事に携わらせて頂きました。

その中の〈環境色彩〉について学習するDVDでは、
ミニコラムとして「東大赤門の色」を測色したマンセル値をご紹介しています。
(文京区ならびに株式会社カラープランニングセンターの
ご厚意により実現したものです)

●東大赤門→8.1R 3.2/6.1

東大赤門の色相は黄みの赤、
明度は3.2ですから低明度、
彩度は真っ赤な色でおおむね14ですから、6.1というのは中彩度となります。

景観法が施行されて以来「景観色彩ガイドライン」を作る自治体が増えていますが、
そこでは色の基準を示す方法として、
JIS(日本工業規格)にも採用されている「マンセル表色系」が用いられています。

都の紋章・花・木・鳥(都庁HPより)

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