「myPANTONE」〜すごいiPhoneアプリ!
2010.06.23
※画像はいずれもiPhoneの画面です
iPhoneはアプリケーションが充実しているとは聞いていましたが…
こんなにも便利なものがあるとは。。。
このアプリの存在を知って、本気で購入を検討している今日この頃です。
教えてくださったのは、
東京カラーズのHPを作って頂いている有限会社めがね部の須賀さん。
「お値段が1,200円と、アプリにしてはちょっと高かったけれど…すごい!」のだそう。
では、どんなふうにすごいのかというと…
画像1(左)
写真は須賀さんが道端に咲いている花を撮ったものですが、
image機能では、写真に写った色を自動でPANTONEカラーパレットに変換してくれます。
また、写真の中で使いたい部分があれば、そこを指で選択するだけで
PANTONEカラーチップに変換されるという優れもの!
できあがったカラーパレットのデータはメールで送ることができたり、保存できます。
画像2(中央)
PANTONEカラーチップは、自分の好きな壁紙に貼って見比べることができます。
色の見え方は、実際に色を使う場所によって微妙に変化して見えますが、
そのシミュレーションがバッチリできるわけです。
写真3(右)
Fandeck機能では、色見本を扇型に広げることができます。
「これ!」と思う色を自分でチョイスして、下の点線のところに指でドラックすれば、
オリジナルのカラーパレットを作ることができます。
色彩をデジタルで指定・管理する場面が増えてきている今日この頃。
東京カラーズでも、iPhone、iPad による色管理を始める時期に来ているのかもしれません。
ちなみに、
私が仕事で使っているPANTONEの色見本帳(紙の色見本帳)は数万円しました(>_<)
「1,200円でここまでできるのなら、むしろ安すぎるんじゃない?」と感じていますが、
皆さんはいかが思われますか?
もちろん、紙の上に印刷する場合の厳密な色指定は
デジタルより紙の色見本帳が適している場面もあります。
しかしながら、旅先で気軽に色を収集して、
それをデザインのアイディアソースとして使うには圧倒的にこちらのほうが向いています。
これからのカラーコーディネーターには、
デジタルとアナログをうまく使い分ける知恵が求められそうです。
iPadを座布団代わりにしてしまう、太っ腹な須賀さん!
これからもいろいろ教えてください(^o^)
◆ちょこっと豆知識◆PANTONE(パントン)とは◆
アメリカのPANTONE社が開発した色見本帳の総称で、
世界標準のカラーシステムのひとつです。
グラフィック・テキスタイル・プラスチックの各分野で、
実用的かつオリジナルな色見本帳を展開しており、
日本では、アートディレクターやグラフィックデザイナーが愛用していることで知られます。