【東京色彩散歩】金箔貼り体験…『箔一(HAKUICHI)』南青山店
2008.01.19
【東京色彩散歩】金箔貼り体験…『箔一(HAKUICHI)』南青山店
寒い日が続いていますが、お元気ですか?
2ヵ月に一度、カラーに関する楽しい勉強会を開催しています。カラーコーディネーターの継続学習と情報交換が最大の目的ですが、いつも会議室の中で勉強するだけではつまらないので、年に数回は外に出る企画にしています。
金沢金箔専門店『箔一』は、以前こちらのコラムでご紹介した『紅ミュージアム』のご近所にあり、加賀百万石の伝統から生まれた金沢箔を生活空間の中に提案するというコンセプトのもと、店内には金箔小物・金箔化粧品・金箔を使ったお菓子…などなど、奥深い箔の世界が展開されています。
何と、床の一部分も金箔貼りになっていました!
次回3月に予定している勉強会では、皆でこちらにおじゃまして「金箔・銀箔貼り体験」をする事が決まっており、昨日はごあいさつを兼ねて、仲間数名と一足お先に体験してきました。
金箔貼り体験は、小箱(約9cm角・高さ約4.5cm)のフタの部分に金箔を施していくというものです。思い思いの図案を考えて、箔を付けたくない部分をマスキングテープで覆っていきます。その後、金箔・銀箔(もちろん本物!)を貼り、そっとテープをはがしてみると。。。わぁ、できました!!!
【画像左】図案を作りその上に箔を置いたところ
【画像中央】テープで覆った部分をそっとはがすとこんなふうに!
【画像右】小箱は赤・緑・紫の中から2色を選べました。色の組み合わせと図案でかなり雰囲気が変わりますね。(私は、金箔と銀箔を散らし模様に貼るやり方を教えていただきチャレンジしてみました)
金や銀は、他の色とは一線を画しています。
その理由は「光」。
色から放たれる光がなければ、金は「くすんだ茶色」銀は「灰色」にしか見えないでしょう。金や銀が昔から特別な色として扱われ、絵画においても天上界や聖人のエネルギーを表現する場面で用いられた理由も、この輝きあってこそなのですね。
自分で貼った小箱の仕上がりも、まさに「金箔の力」によって予想以上に満足いくものになりました♪
『箔一(HAKUICHI)』南青山店