【楽しむ色3】500色の色鉛筆!
2006.12.23
【楽しむ色3】500色の色鉛筆!
今日ご紹介する色鉛筆はとてもとても古いもので、?フェリシモが通販により20ヵ月かけて頒布したものです。完全予約制で、頒布開始が1992年4月でしたから、つくづく色鉛筆って長持ちするんですね〜。わが家では、娘と共同でいまだに使っております。
では、なぜ500色なのかと申しますと…
●1992年は、コロンブスのアメリカ大陸発見500周年の年であった。
●世界のどこにも、500色のバリエーションをもつ色鉛筆は市販されていない。
●ひと月25本×20ヵ月の「集める楽しみ」が体験できる。
などというコンセプトだったようです。
色鉛筆の製作は三菱鉛筆によるもので、一見ごく普通の色鉛筆なのですが、名前が「あか」「ちゃいろ」…などではなく、とってもオリジナル(中央の写真を拡大してご覧ください)。
今まで「色名」といえば、慣用色名・系統色名・伝統色名・流行色名…というふうに学んできた私にとって、ある意味「目からウロコ」でした。
そうなんです。
色名は(それが社会的に通用しやすいかどうかは別としても)自分で考えて良いのです。
私は色材の中でも色鉛筆が大好きで、作品制作の際のアイディアスケッチなどは色鉛筆で行います。かなりの色鉛筆マニアを自負していたのですが……
世の中には本当にすごい人がいるもので、そのすごい方が作られた「フェリシモ500色 色鉛筆の色名・マンセル値一覧」は下記にアクセスして頂くと見ることができます♪
500色 色鉛筆・色名一覧
ひとりひとり個性が違うように、
その違った個性が今この瞬間にもそれぞれの暮らしを営んでいるように、
色にも個性があります。
色を学び始めた当初私は、「この色は地味だから嫌い。この色は自分の好みに合う…」などと、主観でしか色を捉えることができませんでした。
ところが、いっしょに学んでいた友人の中には、私の苦手な色を天才的なまでに(!)美しい作品に仕上げる人が居たわけです。
「えっ…この色苦手だったけど、○○さんの作品の中では輝いているなぁ…」
そんな日々の気づきが、苦手な色をひとつずつ減らしていく結果になりました。
色の個性を理解することにより、好きな色がひとつずつ増えていく。
それはこの世の中に「好きな人がひとりずつ増えていく」というのと似ています♪
【2006年8月 記】