【*^-^*】特別な存在〜青色〈前編〉・食の色彩3】
2006.12.23
【*^-^*】特別な存在〜青色〈前編〉・食の色彩3】
食べ物が美味しそうに見える条件の一つとして、「その食材が持つ固有色が美しく表現されている事」というのがあります。【食の色彩2 解答編参照】
固有色と聞いて私が真っ先に思い浮かべるのは、昔からあるチョコレートのパッケージ。チョコレートブラウンにゴールドのロゴが存在感たっぷりで、シンプルながら訴求力が強いパッケージです。【画像:左】
また、一般に暖色系は食欲を増進させると言われており、赤・オレンジ・茶色(オレンジが暗くなった色)・黄色などは食品のパッケージにはとても多く活用されています。
反対に寒色系は食欲を減退させるとも言われておりますが…それは食材そのものが青色で人工的に着色された場合などの特殊な例とも言えそうです。
その証拠に、例えばランチョンマットにブルー系のものを用いると、料理の色と反対色の関係になり料理を引き立ててくれるという効果が生まれるのです。(かえって食欲増進か??(^-^)ゞ
食器も然り。白地にブルーの模様やアクセントが入っているものは、どんな料理とも合いやすく意外と使い勝手が良いものです。【画像:中央】
つまり、寒色系…とりわけ「青」は「メインの食材を引き立てる色」と捉えるのが良いのではないでしょうか。
食品のパッケージには、色彩の効果を上手に使ったデザインが多いので、いくら見ていても飽きることがありません。ここでは食材の固有色を引き立てるために、反対色として青が用いられているものをご紹介します。【画像:右】
(後編につづく)