マルチカラー3■きれいな色を楽しもう(*^-^*)■

2008.01.12

■配色用語■
■きれいな色を楽しもう(*^-^*)■マルチカラー(multi-color)最終回

マルチカラー配色は、世界中のデザインの中に発見することができます。
シリーズ最終回は、スウェーデンのデザイナーがデザインしたファブリック・日本の伝統的な千代紙文様・パナマ・クナ族の民族衣装と、ワールドワイドにマルチカラーをご紹介する試みで締めくくりたいと思います。

【IKEAのインテリアファブリック】〈画像:左〉
スウェーデンの家具メーカーIKEAが日本に再上陸して話題を呼んだのが、2006年のことでした。そのIKEAオリジナルのインテリア・ファブリックの中でもCaroline Abild Jessenの手がけたマルチカラーのものがこちらです。
150センチ幅で1メートルあたり399円というお値段も魅力で、思わず衝動買いしてしまった私ですが…ご想像通り、まだ何も作っておりません(^-^)ゞ

【いせ辰の千代紙】〈画像:中央〉
台東区・谷中にある江戸千代紙の老舗 菊寿堂いせ辰の千代紙は、木版画と同じ手法で職人さんが丁寧に一枚ずつ刷り上げるものです。
柄のバリエーションは何と1000種類にも及ぶのだとか…
画像は千代紙柄のポストカードです。

【クナ族のモラ】〈画像:右〉
カリブ海に浮かぶサンブラス諸島に住むクナ族(クナインディアン)民族衣装の、ブラウス胸部分の飾り布のことをモラといいます。大きさは縦30センチ程度・横40センチ程度でしょうか。
母から娘へと伝統的に伝えられる伝統的な技術で、それぞれ異なる色布を数枚重ね合わせ、上の布を切って下の色を出し、切った部分を細かくまつることで作られていきます。針目は非常に細かく1ミリにも満たないほど!!
まさに「極彩色」と呼ぶに相応しい色の世界です。

※20年近く前の事ですが、日本のテレビ局が色彩をテーマにした特番でサンブラス諸島を取材していました。その放送を見て以来「モラ」にとても興味を持ち、少しずつではありますが収集しています。いずれこちらのコラム上でご紹介予定です。

                                     〈きれいな色を楽しもう(*^-^*)おわり〉

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