北欧フィンランドのテキスタイルデザイン(マリメッコ展)
2016.12.20
Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中のマリメッコ展に行って参りました。「マリメッコ=Marimekko」とはフィンランド語で「小さなMariのための服」という意味。(場内撮影禁止だったため、画像1枚目以外はフィンランドとデンマークの店舗で直接撮影したものとポストカードです)
創業者のアルミ・ラティアはテキスタイルデザインを学んだにも関わらず、優れたアーティストやデザイナーを集めることに尽力し、自らがマリメッコのためにデザインしたテキスタイルは、たった2点だけだったようです。むしろ、ウイットに富んだ巧みな弁舌で広報活動に多大なエネルギーを注いだことが、マリメッコを世界的ブランドに育て上げる原点となったのだとか。
アルミ・ラティアは日頃からデザイナーたちに対して、ファブリックに花をプリントすることを禁じていましたが、当時活躍していたデザイナーのマイヤ・イソラは、自らの意思を貫いてけしの花を大胆に描いたウニッコというパターンを考案。今日では、その「ウニッコ」柄こそが、マリメッコを代表するパターンになっています。こちらがそのウニッコ。
デンマーク(コペンハーゲン)にて。
店舗前の道路に無造作に置かれたウニッコ柄のクッション。