洋服地・プリント柄のパーソナルカラー【お仕事編その3】
2008.03.03
洋服地・プリント柄のパーソナルカラー【お仕事編その3】
人は誰もが、自分に似合う色と似合いづらい色をもっています。
似合う色をお顔の近くにもってくることによって、肌に透明感が増し、赤みや黄みが中和され、瞳がイキイキと見え、個性を美しく演出できます。
このシステム、決して女性だけのものではありません。仕事柄、多くの人と対外的に接する機会のある男性にとって、似合う色は第一印象をアップさせ、信頼感や清潔感をも演出してくれるのです。
私たちが行うアドバイスは「赤は似合うけれど青はダメ」という大ざっぱなものではなく、「あなたに似合う赤は…こんな色合いで、この位の明るさで、この位の鮮やかさのものですよ」というふうに展開していきます。
一口に赤と言っても「ワインレッドのように紫みがかった深い赤」「鮮やかなトマトレッド」「ややピンクみを帯びたローズレッド」などなど、様々な種類の赤があるからです。
診断時は「ドレープ」と呼ばれる専用の布をお客様のお顔の近くに数多く当て、実際の顔映りを確認しながら似合う色を選別していきます。
ドレープは120色のそれぞれ異なる色で構成されていて、大切な仕事道具です(画像左)
メインの診断はこの無地のドレープで行いますが、女性のお客様からよく尋ねられるのが「柄物の場合はどうなんですか?」ということ。
自分に似合う柄を見つけるポイントは次の三つに集約されます。
1、地色(ベースカラー)が自分に似合う色であること
2、目立つ柄の色(アクセントカラー)が自分に似合う色であること
3、柄の大きさが自分の個性とバランスしていること
この秋冬は、装いの一部に品良くヒョウ柄を取り入れることが流行したので、お客様の肌の色に似合うヒョウ柄をアドバイスさせて頂くために、オリジナルドレープを作って使っていました(画像中央)
他にも、反射する光でそのお顔映りを確認するためゴールド・シルバーのドレープを使うこともありますし、男性のスーツ生地で作ったドレープも良く使います(画像右)
この「オリジナル・ドレープコレクション」
仕事を続ける上で今後も少しずつ増えて行きそうです。
⇒東京カラーズ主催パーソナルカラー講習会
(プロデビュー講座・トータルイメージメイキング講座)