緑ってどんな色?…今日のあなたは何色人間?(13)
2006.12.23
緑ってどんな色?…今日のあなたは何色人間?(13)
緑の心理的な側面をのぞいてみましょう。
《緑から連想されるイメージ》自然の・平和な・安全な・新鮮な・さわやかな
《緑の連想語》[抽象語]やすらぎ・健康・休憩・憩い・再生/[具象語]森林・エメラルド・芝生・葉っぱ
《緑にまつわるトピックス》
■緑は地球上の生命体としていちばん最初に出現した色。植物プランクトンの色です。
■赤をある一定の時間じっと見つめた後、赤から目を離すと緑の残像が見えますが、これを心理補色といいます。病院の手術室の壁がうすい緑色なのは、血液の残像がちらつくのを緩和させるためです。
■赤と緑は、色彩心理の点から見ても対照的な色です。
赤…動物の色、血液(赤血球)の色、活動・興奮・生命のシンボル
緑…植物の色、葉(葉緑素)の色、休息・沈静・疲労のシンボル
■日本では、緑と青の区別が不明瞭な時代が長く続いていました。今も言葉の端々に、その名残が残っています。青物・青葉・青海苔・青信号…これらは、いずれも緑色をしています。
■イスラム教の経典 コーランの中で、天国の色は緑で表されています。「砂漠のオアシスに生い茂る緑=天国の象徴」ということでしょうか。
■古代エジプトにおいて緑は、再生・復活の象徴とされていました。