詫び寂びだけじゃない、日本の色彩美
2016.05.03
【詫び寂びだけじゃない、日本の色彩美】2016,5,3
ファッションデザイナー/プロデューサーの山本寛斎氏が、日本の色彩美をテーマにプロデュースしたフェイスパック。日本の色というと、真っ先に思い浮かぶのは詫び寂びかもしれませんが、婆娑羅(ばさら)という美の概念もまた、日本人の魂の一部です。
本当は顔にパックしたところを写真に撮ってお見せしたかったのですが…撮ってみたら、まるで「魔除け」のようなびっくり写真になってしまったため、パック前の商品写真でご勘弁を(笑)
山本寛斎氏がロンドンで日本人として初めてファッションショーを開催したのは1971年、26歳の時だったのだそうです。
「私は艶やかな色がとても好きです。安土桃山時代の<傾く>という単語、歌舞伎の語源ですね。
<婆娑羅>という言葉やら、詫び寂びと対極にある日本人のぶっ飛んだ、パンク的なサイケデリックな色の組み合わせが好きです」とは寛斎氏の言葉。(FASHION FACE PACK 一心堂本舗のパッケージより部分抜粋)
パッケージの内側が雑誌風の読み物になっている、楽しい商品です。
【言葉の意味・婆娑羅】
語源はサンスクリット語のvajra(バジャラ)で、ダイヤモンドという意味。「ダイヤモンドのような硬さで常識を打ち破る」というイメージから、平安時代には雅楽において「伝統的な奏法を打ち破る自由な演奏」という意味で使われた。のちに「華美な服装や自由奔放な振る舞い」を指すようになり、そちらの意味が定着した。(Wikipediaより部分抜粋・要約)
東京カラーズ 桜井 輝子