「パーソナルカラーの四字熟語」パーソナルカラー9

2006.12.23

「パーソナルカラーの四字熟語」パーソナルカラー【9】

普通の辞書には載っていないけれど、カラーの世界では良く知られている四字熟語があります。

「北窓昼光」…「ほくそうちゅうこう」、または「きたまどちゅうこう」と読みます。

視感測色(基準の色票を用いて肉眼で色を測定すること)を行う時の、光の条件として知られている言葉です。

「ほくそうちゅうこう」とは文字通り【北】の【窓】から差し込む【昼】の【光】のこと。JIS(日本工業規格)によると「日の出3時間後から日没3時間前までの時間帯」と定められています。

パーソナルカラーを診断する場所は、この北窓昼光の条件が整っている場所か、演色性の高い照明(自然光の見え方に近い照明)を使うとよいとされています。
最近では、蛍光灯でも演色性の高いものがたくさんありますので「日の出3時間後から日没3時間前までしか仕事ができない」などという事はありません(笑)

前回のコラムの続きになりますが、良い仕事をするためには「光の条件」を把握してから取り掛かることが必要です。なんだか職人さんみたいでしょ。

画像は光源の演色性をチェックするための携帯用カードです。

画像(左)は自然光の下で2枚の色票がほとんど同じ色に見えています。いわゆる「北窓昼光」の状態なのでカラー診断にも適しています。

画像(右)は赤みの強い照明の下で、同じカードを写したものです。全体に赤くなっていますが、それ以上に注目していただきたいのは「カード左右の色票の色が違う」ということです。こんな時には、正確なカラー診断は難しいのです。

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